記数法って何?

日本では小学生に数字の概念を教える時に、記数法と命数法という数え方を教えます。大人になると深く考える事は無くなる数字の表現方法ですが、この記数法と命数法の違いや数え方を理解していると役に立ちます。 

記数法とは、数を数字で言われる文字を用いて書き表す方法の事です。つまり0から9の数字を用いて、十進法で表すアラビア(算用)数字が多く用いられています。例えば123のように、数字を並べて表す考え方です。 

それに対して、命数法とは数を言葉(数詞)で良い表す方法の事です。123をひゃくにじゅうさん(百二十三)というように日本語に表します。簡単に言うと記数法は数字を書いて表す方法で、命数法は数を言葉で表すという違いだけです。 

小学生低学年では、数字の概念をこれだけ知っていれば問題ないですが、徐々に算数から数学になって行くと概要もより複雑化して勉強法も難しくなって行きます。 

位取り記数法とは、N進法と呼ばれる考え方で、N種類の数字を並べて数を表す広報です。ひとつの列のN個の数字が、Nに達したら1つずつ増えて行きます。そしてそのひとつの列を桁と言って、桁に入っている各々の数字を位と言います。日本でN進法で日本で一般的に用いられているのは、十が入る十進法の他に、コンピューターで用いられる二や三や六や十二や十六や二十進法です。以下にそれぞれがどのように増えて行くのかを、具体的に説明します。 

最もよく用いられる十進法では、1の次が2でそれ以降3になり9まで行ったら10に進んで11や12や13や14と増えて行きます。PCで用いられる二進法は、1の次が10となり次が11で、100や101や111や1000や1001や1011や1100と増加します。三進法は、1の次が2でそこから、10や11や12や20や21や22や100や101や102や110と増えていく考え方です。六進法は1から5までは1つずつ数字が増加して行き、次に10となり15までまた1つずつ増えて行って、」20から25まで同じように増加して行きます。 

命数法では日本語で表すので、単位では感じで表します。一十百千万億兆まではよく聞く単位ですが、その上が世界最速の処理能力のあるスーパーコンピューターの名前にもなっている京と増えます。そこから聞き慣れない、ガイやジョなどで増えて行きます。国によって言い方が違って英語だと1をワンと読み、中国語ではイと発音して、各国で違う言い方をします。