カジノゲームで勝つには様々な知識を押さえておく必要がありますが、RTPもその中のひとつです。RTPとはReturn To Playerの略で、還元率やペイアウト率とも呼ばれます。賭け金に対してプレイヤーに払い戻される金額の割合を数学的に示した指標で、競馬やパチンコなどのギャンブルにおける払戻率や出玉率、期待値などとほぼ同じ意味となります。例えば、この指標が100%のゲームの場合、賭けた金額と同額がプレイヤーの手元に戻ってくることを意味していますが、数値が高いゲームほど数学的に勝利の確率が高いと判断することが可能です。

ただし、この指標はあくまで理論値なので、プレイすれば必ず数値と同じ金額が戻ってくるわけではありません。この指標は数学的な平均値であるため、プレイ回数が多くなればなるほど数値に近い金額が戻ってきますが、少ないプレイ回数では全く異なる結果となる可能性が高くなるので、この点はしっかりと理解しておくことが大切です。なお、RTPと逆の意味となるのがハウス エッジです。ハウスエッジは控除率とも呼ばれる指標で、胴元となるカジノ側の取り分を意味しているため、この指標が高いほどプレイヤーに不利なゲームとなります。

RTPはカジノゲームの種類によって変わってくるため、カジノゲームで利益を獲得したいのであればこの指標が高く設定されているゲームでプレイすることが大切です。一般的に、主なカジノゲームにおけるRTPの数学的な数値はスロットで95~96%、ブラックジャックで99.4~99.7%、バカラで98.64~98.9%、ポーカーで97.8~99.4%となっています。また、ルーレットはアメリカンスタイルでは94.74%、ヨーロピアンスタイルでは97.30%となっているので、ルーレットでプレイするならヨーロピアンスタイルのゲームを選択するのがおすすめです。

なお、ブラックジャックやバカラなどはゲームを制作しているプロバイダーが数値を設定しているため、同じゲームであればカジノによって数値が変わることはありません。一方で、スロットはカジノ側が数値を設定できるものもあるため、同じゲームでもカジノによって数値に大きな違いが生じることがあります。そのため、スロットで遊ぶ際はRTPの数値をチェックした上でプレイすることが非常に重要となりますが、実際の数値はスロット内の説明やゲームプロバイダーのウェブサイトなどで確認することができます。