自然界には突然変異があり、この17年周期に地上に現れるセミの他に、16年や18年で地上に現れるものもいるはずです。しかし実際には、17と13年周期のセミしかいません。それは、なぜでしょう?
自然界にいる生物は絶えず厳しい生存競争を勝ち残らなくてはなりません。そのためには、例えばカメは身を守る甲羅、シカは逃げるのに適した早い足、トラは鋭い爪と牙といったように武器を持っています。
一方、この周期的に大発生するセミは、“その圧倒的は数(量)”を武器として選んだのです。もしトリやトカゲのような外敵がセミを食べても、数が多ければ食べきれません。 このため多くのセミが生き残りその子孫を残せるのです。
もし17年でなく16年で地上にでてきたとしたらどうなるでしょう。このセミは“その圧倒的は数”という武器を持っていません。たちまち外敵に食べられてしまい、子孫は残せません。これは18年でも同じです。こうして17(13)年周期は崩れずに継続されるのです。